いつも見てる

 

「こいつ、いっつもおまえのことばっかり見とるやないかっ」

 

ずいぶん前の、夫の言葉です。

 

え、そーお？  なんて言いつつ・・・ちょっとうれしかったなぁ。

 

でもrummyが見る時は、いっつも寝てるだけーーのような気がしてたんだけど。

 

おかしいな？

寝てる・・・
 

 
 

 

でも、最近rummyもよーーくテちちゃんを見るようになってから、気がついたことが
ひとつあった。

 

寝がえりをうつ時・・・

 

右を下にして寝ていて、左を下にしたいなあーと思ったら、そのままころりんと
寝転がればいいのに・・・

 
テちは、わざわざ一度起き上がってから、くるっと回って左を下にして寝る。

よっこいしょっと

 

 

 

なんでわざわざ一度起き上がるのか？？

 

特に最後の方なんて、体もしんどかったろうに・・・

 

とっても不思議だったけど、今から考えると、もしかすると・・・ずっとrummyの方を
向いていたかった？？

 

ころりんと転がると、rummyの方に背を向けるかたちになるからね。

 

だからいったん起き上がって、反対を下にしてもこっちを見ていられるようにしてた
のかな・・・

 

それとも、玄関に続くのも、トイレ方面も、ごはん方面も、全部こっち側だったから
なのかな？

 
 

 

風はいつもこちら側から吹いている・・・

 

だからやっぱり常にこちら側をチェックしていたかったのか・・・

 

今となっては確かめようもないけどね。

ンン・・・

 

 

逝ってしまう数時間前、うしろで「ンン～～」と小さく鳴いた。

 

振り返ると、テちは礼儀正しくお座りして、眩しそうな目でrummyのこと見てた。

 

「なあに、お水欲しいの？お水飲もっか、テちちゃん♡」なんて言って、洗面所に
連れて行った。

 

洗面所に流れる水を飲むのは相当苦しい体勢・・・

 

もうツライんじゃないかなー、でもテちちゃんはいっつもここで飲みたがる・・・

 

ここで、もう少しラクな姿勢で飲めるように、いいこと考えなきゃ・・・なんて思ってると、
いつもより早めに切り上げた。

前足がつらそうだね・・・

 

 

「もういいの？・・・さっきも飲んだから、もういっか？」と言って降ろした・・・

 

ちょっと足りなかったんじゃないか、と少し不安になったけど、明日ゴミ出しのために
早く起きて、その時またあげればいいかな？と思った・・・

 

それが最後。

 

 

たった５時間半寝ている間に、一人で逝っちゃった・・・

 

テちはやっぱり、玄関の方を向いていた。

 

rummyが寝てたのは、反対側の寝室だったのに。

 

バカ・・・

 

最後の後ろ姿、頭の部分を見ただけで、すぐに「まさか・・・」と思ってしまった。

 

全然こっちを向かなかったから・・・・・

 

 

もうすぐテちちゃんと一緒に過ごした最後の月、５月が終わる。。。。。

百合のように開くテち・・・
 

 

 

 

おまけ：

今日も百合は元気です。

 

が、午後からとっても暑くなってきたので、一番暑い居間から廊下へ避難させて、
韓国語のお教室へ出かけ、帰ってきたところ・・・

 

開きかけたドアの隙間から、廊下にほの白く見えた瞬間、「テち？？」と、また思って
しまった・・・

廊下に、ぼうっとほの白く・・・

 

 

バカバカーー

 

 

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rummy